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新型コロナウイルス感染症はウイルスが変異しながら長期化し、社会や人々の生活に大きな影響をもたらした。この問、人々の生活は一変し、行動指IJ限を余儀なくされた。 国は、令和5年5月8日に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを「5類」に引き下げる予定と公表し、その見直し等が行われている。 一方、遅れていた地域医療構想に基づく地域の医療提供体制の議論も進み始めた。県民が住み慣れた場所で最期まで安心して暮らすためには、地域で、人々の健康にかかわるニーズに対して多職種が連携し、看護は医療と生活の視点をもって役割を発揮していくことが一層求められる。 そこで、本協会は、以下の4つの重点目標を掲げ事業を展開する。 さらに、重点目標・重点事業を確実に推進するために、重点目標とは別に「基能強化事業」として組織基般の強化に取り組む。 また、本協会は「日本看護協会SDGs」宣言を軸とし、重点目標をSDGsの3つの目標と関連づけて明示する。 重点目標 1. 全世代の健康を支える看護機能の強化 2. 専門職としてのキャリア継続の支援 3. 地域における健康と療養を支える看護職の裁量発揮 4. 地域の健康危機管理体制の構築 SDGsの3つの目標 重点目標及び重点事業 重点目標1.全世代の健康を支える看護機能の強化 全世代の健康を支えるために看護師の人材確保、特に地域包括ケアを支える在宅・施設等の看護師の人材確保は大きな課題である。次世代の訪問看護師確保のために教育体制を整え、在宅医療の推進に取組み、医療的ケア児の在宅移行のための地域の連携を強化していく。 重点事業1-1 地域における看護職の確保と活脱推進 (1) 訪問看護分野における次世代人材確保 (2) 訪問看護師(新卒・新人)の教育体制の整備 (3) 訪問看護ステーションの管理者への支援 重点事業1-2 地域における健康・療養支援体制の強化に向けた取組み (1) 医療的ケア児の在宅移行推進 (2) 各支部における看護職連携構築地域ネットワーク会議の継続支援 重点目標2.専門職としてのキャリア継続の支援 看護職一人一人が生涯健康で働き続けられるための環境づくりの普及と、就業継続が可能な働き方の普及に努める。また、チーム医療の一員として、質の高い看護実践を支える生i産学習を推進する。 重点事業2-1 就業継続が可能な看護職の働き方の普及・支援 (1) 就業継続可能な働き方(5要因10項目)の周知・普及 (2) ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)の普及 (3) ICT等の活用による看護業務の効率化の推進 重点事業2-2 看護職のキャリアの構築支援 (1) 地域における看護職員確保 (2) 新人看護師の職場適応への支援 (3) 看護学生のキャリア構築支援 重点事業2-3 質の高い看護実践を支える生涯学習の推進 (1) あらゆる場で働く看護職に求められる能力を技うための研修の実施とキャリア支援 (2) 中小規模施設等に勤務する看護職の継続教育及び、クリニカルラダー推進への支援 重点目標3.地域における健康と療養を支える看護l肢の裁量発姉 チーム医療の一員として高い専門職としての役割を発櫛のための質の尚い看護実践を支える生涯学習の推進、多職種との協働を推進する。 重点事業3-1 看護の専門牲を発郷するタスク・シフト/シェアの周知・拡大 (1) タスク・シフト/シェアの推進 重点事業3-2 特定行為研修修了者の活眼支援 (1) 特定行為研修修了者に関する現状把握 (2) 特定行為研修修了者の活躍支援 重点目標4.地域の健康危機管理体制の構築 地球の温暖化による自然災害の増加は、年々増加している。又、新型コロナウイルス感染症を始めとする新興感染症は、今後更に人々の生活を脅かすことが予想される。県民の安全を守るために、地域の危機管理体制を整備していく。 重点事業4-1 新興感染症の対応 (1) 新興感染症における会員施設との情報共有 (2) 新興感染症に対する看護職の負控軽減 重点事業4-2 自然災害発生における対応及び看護活動支援 (1) 自然災害における会員施設との情報共有 (2) 災害支援ナース登録の推進 基盤強化事業 長崎県看護協会は、今後も公説法人として社会的信用を確保し、事業を推進していく職能団体であるために基盤強化事業の取り組む (1) 会員の確保 (2) 長崎会館解体に伴う移転計画について協議 (3) 組織の健全運営